2016年8月21日日曜日

動画: 上陸してくるゲンジボタル幼虫の僅かな発光

Facebookに投稿された阿部宣男博士の動画です。
以下のコメントともに掲載されています。
ゲンジボタルの上陸
2003年5月11日22時32分
板橋区ホタル生態環境館
ポケット型マグライトの全面に厚紙を貼り、中心に約3ミリ程度の穴を開けてホタル幼虫さんに当てたり外したりして撮影しました。
非常に光や音に敏感ですので細心の注意を払いながら撮影しました。

以上

写真: 1999 上陸するゲンジボタルの幼虫(拡大)

阿部宣男博士がFlickrに投稿している写真です。
上陸するゲンジボタルの幼虫の拡大写真のアルバムです。

1999 ゲンジボタルの幼虫上陸

以上

論文:An infrared thermographic visualization of the bumblebee colony.

これも論文のご紹介。
日本生物地理学会(The Biogeographical Society of Japan)のBiogeography誌に載ったマルハナバチに関する論文です。

Tokiyo Ayabe, Norio Abe, Hironori Ochiai & Terumi Inagaki , 2013,
An infrared thermographic visualization of the bumblebee (Bombus diversus and B. ignitius) colony. Biogeography, 15: 37-43.


以下はマルハナバチのコロニーの温度分布を示す図です。




以上

論文: ホタルの光と人の感性について 発光現象のゆらぎ特性

阿部宣男博士の出した論文のご紹介。


以下のような論文でした。



この論文は2004年度の日本感性工学会学術論文賞を受賞し、以下のように茨木大学ニューズレターに掲載されました。


受賞の様子を撮した写真は以下。


以上

写真: 2004 上陸した幼虫、再び土に潜る

ゲンジボタル終令幼虫が上陸し、土に潜るところの写真。
雨が三晩降り続いた後,その夜20時以降に上陸をしたそうです。

2004 上陸した幼虫再び潜る

以上

2016年8月20日土曜日

写真: 花とホタル

阿部宣男博士がFlickrに投稿された写真です。

白い花はスズランです。以下のような説明が付いています。薄紫の花はホタルブクロです。
>せせらぎにあるスズランに朝露を飲みに来ているゲンジボタルの雌(2004)。
>ホタルは昼間あまり姿をみせませんが,やはり,匹数がおおいためか,このように外にも顔を出してくれました。その意味では珍しいといえます。

花とホタル 2004

以上

ホタル48のひみつ と マルハナバチ(パンフレット)

阿部宣男博士によるFacebook投稿から引用します。



この「子ども霞が関見学デー」とは、たぶん以下の催しのことだと思います。


以上

2016年8月18日木曜日

写真: 発光しながら上陸するゲンジボタル幼虫

阿部宣男博士から、ゲンジボタルの成虫が発光する傍らで、幼虫が上陸しながら淡く発光している貴重な写真を見せていただいたので、以下に載せます(解像度の悪い写真でご容赦ください)。

中心が内せせらぎで、その両側を小さな光を発しながら上陸しているのが幼虫です。水から出て四方八方に上陸しています。左側の明るく光っているのは、成虫の発光です。

実は、これまで阿部宣男博士は上陸写真を公開したことがありません。上陸期には細心の注意が必要で、写真撮影も控えた方が良いため、他の方々が真似をしないよう敢えて公開しなかったそうです。

上陸途中の幼虫は、少しでも光が当たると行動を中止し、そのまま死亡してしまうそうです。そのため、上陸期には限られたスタッフのみしか、内せせらぎには入らないよう管理していたとのこと。また、ホタルの幼虫は植物の繁茂している箇所を好んで上陸するために、見るのは難しく、何日も掛けて上陸するので日々細心の注意を怠らず見守る必要があったそうです。一枚の写真の裏には、たいへんな苦労が秘められているのです。


以上