2016年4月9日土曜日

松崎いたる区議の「全容」【第1回】記事への反論

松崎いたる区議がFacebookにて以下の公開記事を投稿されました。私自身はブロックされていて読めないのですが、友人がテキストを送ってくれました。引用しつつ認識が異なる部分について意見を述べます。分かりやすさのために、引用部分は青字としました。

https://www.facebook.com/itall.matuzaki/posts/509077569298629?pnref=story

松崎 いたる
2016年4月7日 7:46
ホタルの闇 「板橋区ホタル生態環境館事件」の全容
 【第1回】
  
◆現職区議が提訴された!
 「被告」と呼ばれるようになってから、もう1年以上になります。現職の区議会議員である私を裁判に訴えたのは板橋区の元職員。訴状によれば、私が板橋区ホタル生態環境館をめぐる数々の不正・疑惑を追及し、インターネットで報告したきたことが「名誉毀損にあたる」というのです。
 原告の元職員は、このホタル館の飼育担当職員でした。いったいどんなことがホタル館であったのでしょうか? 元職員は何のために私を訴えたのでしょうか。
元職員が松崎いたる区議を訴えたのは、松崎いたる区議が「バカげた」、「インチキ」、「詐欺」、「非科学的・ニセ科学」、「トンデモ」、「いかがわしい」、「たわ言」、「でっちあげ」、「インチキ科学」「インチキ除染」「ニセ科学」、「無知かペテン師」「根拠のないウソ話」「非科学的な妄想」等という言葉を使って執拗に元職員を誹謗中傷し続けたからです。以下の記事で触れた通り、このことは訴状に明確に記されています。
 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: 松崎いたる区議が訴えられた理由(1)
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html

これを「数々の不正・疑惑を追及し、インターネットで報告したきたこと」と言うのは、露骨な印象操作だと思います。

また、松崎いたる区議は元職員についてのみ言及していますが、板橋区ホタル生態環境館をめぐる数々の疑惑について管理責任と説明責任を果たすべきは板橋区長と板橋区行政です。既に懲戒免職処分となり(現在処分取消を求めて係争中)板橋区とは雇用関係がなくなった元職員だけを追及し、板橋区長や板橋区行政の責任には全く触れようとしない松崎いたる区議の区会議員としての姿勢には大きな疑問を感じます。

 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: 生息数調査から1年以上たっても管理職を処分しない板橋区の謎
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2015/06/blog-post_40.html

 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: ホタル館の存続を求める会が区に抗議する文書を板橋区に提出
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2015/02/blog-post_28.html


◆2万匹いるはずのホタルがたった2匹 板橋区では平成元年から高島平地域でホタル飼育事業を行ってきました。そして廃止される昨年まで年間3000万円近くの経費をかけ、ゲンジボタルとヘイケボタルあわせて約2万匹のホタルを羽化(成虫になること)させてきたといわれてきました。毎年夏にはホタルの光の乱舞が見られる「夜間特別公開」が行われ毎回約1万人の来館者がありました。 ところが2014年1月27日、板橋区環境課がホタルの生息数を実態調査してみると発見されたホタル幼虫はたった2匹でした。発見できなかったホタルを推計しても27匹にしかならないのです。
まず、ホタルの推計値は27匹ではなく23匹だと思いますので訂正しておきます。
今までの観客動員数や高評価に照らして、この異常な結果数値を出した生息数調査は本当に妥当なものだったのかを検証するのが非常に重要だと思います。しかし、松崎いたる区議は、なぜかこの生息数調査を露ほども疑いません。




◆「環境のため」「住民要求だから…」のはずが… 私たち日本共産党区議団は、この区の実態調査までは、ホタル飼育事業の継続と充実を政策にしていました。区長に対する予算要望の重点項目に「ホタル館存続」を掲げたこともありました。それはホタル飼育を通じて板橋区の環境浄化技術が開発されることを期待し、毎年のホタル公開を楽しみにしている住民要求の根強い事業だと判断していたからです。坂本区長が就任し、施設の老朽化や飼育技術の継承の困難さを理由に「ホタル館の見直し」(つまり廃止すること)を打ち出してきたときも、共産党は「廃止反対」を主張してきました。 区環境課の実態調査が行われたと聞いたときも最初は「廃止のための口実づくりか」と私は思いました。しかし「2匹しかいない」というのでは、あまりにもおかしな話です。例えば発見されたホタルが1万匹とか5千匹だったら「報告されていた匹数より実数が少なかった。だから廃止を検討する」という主張もできますが、たった2匹では「飼育自体がおこなわれていない」ことを示唆しています。では1万人の人が見ていたホタルの光はなんだったのでしょうか? じつは調査に先立ち「夜間公開のときだけ、ホタルの成虫をよそから持ち込んでいた」という内部通報が環境課にもたらされていたのです。(つづく)

上記の文章には、「2匹しかいない」という結論を出した生息数調査を検証しようとする姿勢は全く感じられません。この生息数調査には明らかな誤りや誤魔化し、説明不十分点が複数あるにも関わらず、まるで行政機構は無謬とばかりに問題指摘を取り上げようとしません。行政機構に対する批判的な視点を持たない区会議員に存在意義はあるのでしょうか?

本ブログでは、この生息数調査問題を何度も指摘しました。以下に記事へのリンクを挙げておきます。

 板橋区のホタル生息調査の結果は間違っていた
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

 板橋区のホタル生息調査の方法は間違っていた
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2014/12/blog-post_13.html

 板橋区のホタル生息調査の報告書の誤り
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2014/12/blog-post_58.html

 むし企画代表が板橋区を訴えた裁判で板橋区が「ホタルが飼育されていたという事実は争わない」と回答
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2015/06/blog-post_13.html

 板橋区ホタル生息調査に対する議会での厳しい追及
 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2014/12/blog-post_14.html

さて、松崎いたる区議の最後の一文は、内部通報に関するものです。この内部通報をどのように精査して判断したのか、たいへん興味深いところです。次回以降の記事に対しても適時反論して行きたいと思います。

以上

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