2016年3月18日金曜日

共産党 小池晃政策委員長の発言を松崎いたる区議が批判

3月11日に安倍晋三首相の想像を越えた読み間違えが話題となりました。


上記の朝日新聞デジタルの記事から引用します。
 11日の参院本会議で、安倍晋三首相が待機児童問題について答弁した際、「子どもが生まれたのに保育所に預けられない」とする部分を「保健所に」と読み間違え、議場が騒然となる場面があった。首相は間違いに気付き、すぐ訂正した。
 「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名のブログをきっかけに待機児童対策への不満が高まっているさなかだけに、野党からは「(不満に)耳を傾けるのであれば保育所を保健所と間違えない」(共産党の小池晃政策委員長)、「保健所となるとニュアンスが少し違ってくるので、やや感じが悪い」(民主党の加藤敏幸参院国対委員長)などの批判が出た。
上記の記事にあるように、共産党の小池晃政策委員長が会議が終わった後の記者会見でこの問題に言及しました。驚いたことに、この小池議員の発言に対して、板橋区の共産党の松崎いたる区議が批判を展開します。



この発言に対し、産経新聞の誤解しやすい記事をみて誤読したのだろうから、お詫びして削除してはどうかという意見が寄せられました。しかし、松崎いたる区議は、誤読ではないと反論します。まるで、誤読されるような発言をした小池議員が悪いと言わんばかりの反応です。





実際の小池議員の発言はどうだったのでしょうか。以下の動画の6分35秒あたりから、その発言が始まります。



この発言を文字起こししてくれた親切なブログ〜zionsの日記〜がありました。ありがとうございます。以下に発言部分を引用します(赤字は引用者による)。
Q
先ほどの参院本会議で、吉良さんへの総理の答弁で、言い間違いが消費増税の10%への引き上げの時期について、昨年4月と言ったりとかですね、あとまあ保育所を保健所と言い間違えたり、言い間違いが相次ぎましたけども、総理が疲れてるのではと、そう言う声もありますが、そういった答弁と、どういう風にご覧になっていたのかなと、お聞かせください。
A
まあ、お疲れなのかなあという感じを僕は受けましたけども。
ただね、疲れたじゃ済まされる話では無くって、やっぱり子供をね、保育所に預けた経験があって、そのことで苦労した経験がある、あるいはそういった苦労してる人の声に耳を傾けた事があれば、保育所を保健所って間違える事は無いですよね
だからやっぱりこの問題に対するこう、ちょっと、本当に真剣に向き合う姿勢なのかなあと感じます
まあ、言い間違いだという事で直ぐに訂正されたという事なので、それ以上この問題で責任追及する事は無いとは思いますけども、まあ、私の個人的な感想としては、こういう問題で苦労していたら、あまりああいう言い間違いはしないんじゃないかなあという、感じはします。
保育所を保育園と間違えるとかね、言い間違いえる、そういうのはあるかも知れないけど。と思いますが、はい。
まあ、いずれにしてもでも言い間違いという事で処理されるかなあとは思いますんで、これであまり大事にするような話でも無いかなあという風に思います。
総理にはきちんと、答弁して頂きたいなあと、いう事は思いますけど。
どうでしょう。この発言の中から「こういう問題で苦労していたら」だけを取り上げて、子供を持たない人への配慮に欠けると批判するのは、私は妥当では無いと思います。文章全体を見れば、保育所に入りたくても入れない家庭が沢山あるという問題を解決しようと苦労していたらこのような言い間違いをしないだろう、という趣旨の方が近いと思います。

安倍晋三首相の問題発言(言い間違い)には言及せず、これを批判する自党の政策委員長の発言のみを取り上げて批判する共産党議員がいることに驚きました。

以上

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