2015年8月26日水曜日

ナノ銀粒子の殺菌効果を使った汚染水の浄化フィルター「ドリンカブルブック」

地球上にはキレイな飲水が不足している地域が多く残っており、水を原因とする病気で死亡する人は毎年数百万人もいると言われています。この問題を解決するため、細菌で汚染された水を浄化してキレイな水にするフィルターを開発しているプロジェクトがあります。紙の名前はpAge(ページ)、それをまとめて利用方法を印刷した本は『ドリンカブルブック』(The Drinkable Book)と命名されています。いま、実地にテストを行って効果を検証している最中のようです。

この強力なフィルターに使われているのがナノ銀粒子とナノ銅粒子です。ナノ銀粒子のもつ抗菌・殺菌作用は広く知られていますが、こういった形で人々の命を救うのにも役立っているのですね。


以下はドリンカブルブックを説明する動画です。




最近掲載された以下の記事から引用します。

途上国の水問題は「本を飲んで」解決しそうだ : ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2015/08/post_18086.html
常識を覆すような独創的なアイデア、飲める本の生みの親の一員はTheresa Dankovich氏。
マギル大学物質科学博士課程だった当時、寝る間も惜しんで研究に取り組んでいた彼女はある重要な発見をしました。それは、ティッシュペーパーの薄さのシートに銀ナノ粒子を付着させることが、いとも簡単であるということ。
ほとんどの細菌、極小サイズのウイルスでさえ破滅させることができる銀ナノ粒子。これを付着させた超薄型フィルターは水の濾過に利用されることとなります。

その他のリンク

世界の水問題を解決する「飲める本」(動画あり) « WIRED.jp
http://wired.jp/2014/05/12/book-whose-pages-filter-dirty-water/

pAge Drinking Paper
http://pagedrinkingpaper.com/

以上




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