2015年6月28日日曜日

生息数調査から1年以上たっても管理職を処分しない板橋区の謎

ホタル生態環境館に関しては、ホタルを飼育していた阿部宣男博士が板橋区から懲戒免職処分になり、飼育業務を請け負っていた「むし企画」が板橋区から契約解除されました(2件とも処分を不服として板橋区は裁判を起こされています)。

ところが、生息調査から1年以上たった今も、板橋区は管理職(上司)の処分を行っていません。少なくとも管理責任はあるので、職員や業者への処分と同時か相前後して管理職への処分が行われるのが普通の感覚ではないかと思います。

この件について、松崎いたる区議のFacebookへの投稿のコメント欄で、論点が良く分かる議論が展開されたので、引用させていただきます。ちなみに、私は松崎いたる区議からブロックされた状態なので、公開投稿であっても読むことはできません。引用部分は友人が送ってくれたものです。また、コメントをした方のアカウント名は「コメント者」に置き換えました。赤字は引用者によります。

元の投稿:
https://www.facebook.com/itall.matuzaki/posts/397046740501713

松崎 いたるさんが新しい写真2枚を追加しました
5月22日
きょう開催された板橋区議会臨時会で、私・松崎いたるは区民環境委員会の副委員長に選出されました。廃館になったホタル生態環境館を所管していた委員会において2年連続で副委員長をつとめることになりました。
以下がコメント欄での議論です。
コメント者
ホタルは結局、上司の責任を問わないんですね。元職員を処分してから1年経つのに上司の処分がないのは納得いきません。管理責任があり、自分の部下が処分されているんですよ。板橋区も議会も信用できませんね。これじゃ。
5月22日 13:53
松崎 いたる
事実の解明が私の仕事です。事実の解明のないまま、上司の処分を目的にすることは本末転倒です。
5月22日 23:40
コメント者
事実の解明って当該職員の処分をしてから1年以上経つのに上司の処分はないのは変ですよ。民間企業ではありえないですし、その間に上司が退職したり区長が変わったら(今回の選挙ではかわりませんでしたが)退職金が出たりするんですよね。当該職員を懲戒処分した時点で管理職の管理が出来ていないのを役所自ら認めているのですから、それだけでも処分理由になりませんか?結果が出るのはいつですか。
5月25日 10:00
松崎 いたる
上司の誰を、どんな理由で処分するのですか? 「処分」を目的化すべきではないと考えています。
5月25日 10:05
コメント者
管理責任だけでも十分な理由になるでしょう。民間企業で部下が不正を働けば、上司も処分されますよ。共産党さんもよく国政で任命責任と総理等に追求しているじゃないですか。処分した職員の行為をどうして当時の上司は気が付かず、今になってなんですか?監査は何をしていたのでしょうか。上司はどのように部下の業務を管理していたのでしょう。10億という税金をどう考えているんですか。松崎議員自身が元職員が不正していたといっているじゃないですか。松崎議員の理屈なら今後、共産党は任命責任は追及しない方が良いですよ。
5月25日 10:25
松崎 いたる
管理責任という一般的なことでは「処分」はできません。誰がどんな責任があったかを明らかにしなければないりませんが、ホタル博士が不正を認めていないことが、実態解明の大きな障壁になっています。
5月25日 10:29
コメント者
なら、時間を決めてやるべきです。もう一年以上です。何か政治家が秘書がやったことだから分からないで逃げてるのと変わらない気がします。ちなみに契約時に使った館長印は公費で作ったんですかね。私費ですかね。公費ならその時点で役所はアウトだと思います。そういう点とかも調べてください。
5月25日 12:22
コメント者さんの意見は妥当だと思います。処分した時点で、処分に該当する不祥事があったと認めているのですから、その管理責任によって上司に対しても処分を出すのが常識的な対処でしょう。また、議論の流れを見ると、共産党が国政の場で総理の任命責任を追及している事を、松崎いたる区議は、管理責任という一般的なことでは処分できないと批判しているように見えます。共産党も一枚岩ではないのですね。


以上

0 件のコメント:

コメントを投稿