2014年12月14日日曜日

板橋区のホタル生息調査の発端はアヤフヤ

前回の記事で取り上げた高橋正憲区議の鋭い質問の最後に重要な指摘がありました。そもそも、どういう理由から板橋区がホタル生息調査を行ったのか、という生息調査の発端についての確認です。
板橋区は、「ホタル生態環境館に外部からホタル幼虫が持ち込まれていた」という疑惑を理由にしています。驚いた事に、この質疑によれば単にそういう話を聞いた事があるというだけで、疑惑の調査や裏取りは全く行われていなかったそうです。
これだと、単なるウワサ話を元にして、費用のかかるホタル生息調査を行い、板橋区の貴重な資産であるせせらぎの川底を踏み潰して回り、結果として、その調査は間違っていたということになります。これは板橋区行政の大失策ではないのでしょうか?

以下、会議録から引用させていただきます。(赤字は引用者による)

2014.02.19 : 平成26年 区民環境委員会 本文
◯高橋正憲
<略>
それと、もう一つ、非常に重要なことで、初めてというか、幼虫を持ち込んでいたという話ありましたよね。これはもちろん重大な話なんだけど、これはちゃんと持ち込んだという事実とか、幾らで持ち込んだとか、そのようなものはきちんと押さえているんですか。そういうものを含めて聞きます。

◯環境課長
<略>
 あと、持ち込みにつきましては、現在そういう関係者の証言があるということで、私どもは最終的な確認はしておりません。ですから、買ったのか、有償で持ち込んだのか、そこら辺も確認できておりません。それはそういう証言があるということで、今回の事実を聞いた関係者の方からすると、そういうことで私は認識しているということですから、今後、そこら辺を含めて、担当者と面談の上、事実関係を解明していきたいと思っているところでございます。

◯高橋正憲
<略>
 それと、もう一つは、持ち込んでいるかどうかというのは、まだ確認していないと、そういう話だという話だけど、そういう話をし出したら、切りがなくなると僕は思うんですよ。だから、やっぱり課長あたりが発言するときには、持ち込みましたと、どこどこの業者から持ち込みました、1匹幾らですよとか、そのようなものがあって、持ち込んでいますよという話をするならいいけど、ある担当からそんな話を聞きましたという話だったら、それこそ話にならないでしょう。課長の話の大事さというのは、課長だからね、担当の。そういう課長が「持ち込んでいました」、こう言っちゃうと、持ち込んでいましたという話になっちゃうんだよね。だから、一つひとつの話というのは、慎重に慎重を期して事実をきちんと僕はこういう委員会でも言ってもらいたいと思います。
<略>
以上

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